もちあずき

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2017-01-01から1年間の記事一覧

青空文庫おすすめ作品 岡本かの子『鮨』

青空文庫のヘビーユーザーです。なにしろ無料なので無限に読めてしまう。 そのなかで見つけて好きな作品を紹介していきます。 岡本かの子の『鮨』という作品は、短編でさっと読めるのですが、かの子らしい文体と着目点が面白く、その上めちゃくちゃ鮨が旨そ…

夢見る心

夢を見るのがすきだ。 夢といっても、希望とか将来とかと一緒に使われるほうではなく、眠ってるときに見るもののほうをいっています。 起きて一時間もすれば内容なんてたいてい忘れてしまうけれども、なんだか面白かったというかんじだけはおぼえている。 内…

信じることと狂うこと

信じることというのは狂うこととほとんど同一だと思っている。理性的に信じるということはできない。何かを信じる、というのはどこかで論理を超えるということだ。 例えば聖書を字句通り解釈したらユダヤの民以外は焼き滅ぼされるべきだし、例えば今日通った…

こたえ

ローマ数字の3

不動産屋さんにて

不動産屋さんで契約書の読み合わせをしていたんだけど、その中に『自らまたは自らの役員(業務を執行する社員、取締役、執行役またはこれら に準ずる者をいう。)が、暴力団、暴力団関係企業、総会屋もしくはこれらに 準ずる者またはその構成員(以下総称して「…

ダーク・ジェントリー全体論的探偵事務所 章ごとの感想(ネタバレあり)

まえがき いいですね コールリッジの件知らなかったし 日本でいう松尾芭蕉みたいなノリなんですかね 献辞 馬のくだりだいぶ最初じゃない? 1 赤い光が電動修道士なのかしら ここのところよくわかっていない 2 「ビデオデッキは面倒なテレビを代わりに見てく…

漫画で女の子がファッションとか化粧とかを頑張る箇所が好き

共感得られるかわからないんですが、 ・女の子(女性でも、年はあんま関係ない) ・今まであんまりやってなかったファッション/化粧にトライして ・満足を得る(周囲からのフィードバックはなくてもよい) というシーン、というかエピソードが好きで、漫画そのも…

私的頭痛大全

私は頭痛持ちだ。それもかなりベテラン、かつ現役の。プロ野球選手なら年俸五千五百万貰えるくらいのレベルだ。 何しろ小学生の頃から頻繁に頭を痛くしていた。中学高校大学社会人とそれは変わらない。今でも週に二回は鎮痛薬を飲む。 頭痛外来にも行った。 …

宇宙旅行の途中で旅行会社が破綻した一つの事例

「あー、楽しかった、帰りたくないな」 そう言いながら宇宙港のゲートを通り抜けようとしたイムは、勢いよく目の前を塞いだバーに勢いよく衝突した。 「いたい……なんで……かざし方が悪かったのか」 手に持っていた宇宙船のチケットを、イムはもう一度チケット…

【コラム】スシを作ってみよう

よく知られている通り、スシは二十三億年前に惑星ナドンで作られたのが始まりである。最近は太陽という星の近くの惑星でも似たものが出来ているようだが、何しろ二十三億年程年季が足りないし、だいたい作っているのが未開の地の原始人なので、たいていの宇…

冬の札幌に初めて行く人へたった一つ伝えたいこと

路面が雪や凍結ですべるので靴にすべり止めをつけようとかいう話 あれは嘘です 必要ないです 札幌に四年住みましたが周囲の人は皆普通に靴屋で買った靴で歩いていました 必要なのは路面に対して足を垂直に下ろすことだけです あとは雪が積もってるところのほ…

会社の近くにちゃんとした食事を取れる店がない

何しろ都会というのは妙なところで、それというのも人間が多すぎるのがすべての原因である。 人間というのはその人口密度に比例して妙なことを始めるもので、例えば無人島に一人で流れ着いたような人間ならば、火を起こしたり住居を作ったりするだけで満足し…