高い城の男(Amazonビデオ)シーズン1感想
はじめに
Amazonビデオの高い城の男 シーズン1を見終えたので感想です
ビデオ版・原作ともにネタバレありで、また酒とかチキンとかケーキとか食べながらだらだら見たので勘違いしている部分などあるかもしれません ご了承ください
全体的に
映像が素敵
OPもよい
ストーリーはだいぶ原作と違う、登場人物は共通しているものが多いが置かれた状況などはまったく違う、例としてジュリアナとフランクはビデオ版だと結婚せずに太平洋岸連邦で一緒に住んでいるし、チルダンは特に田上に品物を頼まれていない、イナゴは本でなくフィルム、などなど
どちらかというとサスペンス寄りになったのかな?
よかったところ
↑にも書いたけど映像、実際「ありえない」光景が広がっているところ
日本支配領での日本描写もけっこうよい
ドラマ版オリジナルの登場人物もいるが、その人達が生き生きとしている
チルダンが偽物を日本人夫妻に売るところなど好きだった
あんまりよくなかったところ
登場人物の行動原理がつかみにくい、特にジュリアナお前だ
ジュリアナは主役クラスの人物のうちの一人で、妹からイナゴのフィルムを受け取ったことによって様々なことに巻き込まれていくのだが、しかしフィルムに関わるということはすなわち反体制側につくということで、相当の覚悟と計画が必要なはずなのに、行き当たりばったりに行動しているように見える あと身代金払ってもらったら一言礼ぐらい言ってもいいだろ それにジョーの身代金をフランクの稼いだ金(大金)で払おうとして一旦断られたら怒るってなんでそうなるんだ
あとなんで田上さんはあんなにジュリアナの肩を持つんだ レジスタンスの妹がいて容疑者の恋人がいる人物を政府機関の中に入れたらいけないでしょ実際機密書類盗られてるし
などがありいまいち物語への信頼性が低かったため乗り切れないところがあった
あと、原作のナチスが現実より観念を重視するというところとか、易経プッシュとかがあまり出ていなかったのが残念
総じて
完結ぜんぜんしていないのでシーズン2が出たら見ると思うが、シーズン1で感じたもやもや感が晴れるかなあ、晴れるといいなあ(晴れなさそうだけどなあ)というかんじ